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★フライングショコラ。
そうそう。
ショコラなのでこれもあぷしとかないと!
と思いまして。
タイトルは考えつかなかったので もうこれで(笑)

1月に作成したショコラトルデーのお話です。


 





『聖ショコラトルデーだよ!零』


『は?
・・・まだ随分と先の事だろ』


唐突な話題に零は怪訝な顔で優姫を見る。
今はまだ1月。
確か2月半ばの事ではなかったか。
思わずカレンダーに目をやる。


『うん。そうなんだけどね。
逆チョコってのがあるらしいんだー』

『なんだそれ』

『男の子が好きな女の子にチョコをあげるって言う 逆バージョン的な??』


零はそう説明する優姫の
何気なく自分の前に差し出されている両手に目を落とした。


『・・・で?
何だその手は。』

『え?
だから逆チョコって言うのがね』

『それはさっき聞いた。
・・俺がそんなのやるわけないだろ。』

『ちぇー』


優姫は口を尖らせる。
零は はぁ。と大きく溜息を吐いた。


『食べたいだけじゃねぇか』


優姫から顔を反らし零はリビングを出ようと身体をドアに向かわせた。


『零が作ったチョコ食べたかったなー』

『はぁッ?!
しかも手作りを要求すんのか?!』


零は弾けた様に身体を震わせ優姫の方へ振り返る。
優姫はペロリ。舌を出して零を見上げた。


『だって零が作ったチョコ
美味しそうな気がするんだもん』

『お前・・・
どこまで食い意地張ってんだ
ある意味感心するな・・』


優姫は零の元に身体を寄せると零の服の裾をキュッと掴む。


『じゃあ 一緒にチョコ作ろっか。
零は 私に。私は・・零に・・・』

『・・・・・』


零を見上げ見つめる優姫の瞳が 色付いて少し揺れた様な気がした。
自分の服を掴む優姫の手に視線を落とす。


『・・・何の意味があるんだそれ。』

『あるよ。色々と。』



『少なくとも私にとっては。』


裾を掴む手に力が入る。
零は優姫から顔を反らした。


『・・・考えとく。』

『えっ』


今度こそリビングを出る為に零はドアに向かう。
優姫の手は零から離れた。


『期待はするなよ・・・』

『・・うん!でも楽しみにしてるね!』


零の後ろで優姫の嬉しそうな声に乗り、柔らかな空気が揺れた。
おそらく 優姫の顔に浮かぶのは零れる様な満面な笑顔。

しかし何とも言えない想いが広がり
どんな顔をして良いのかわからなかった零には優姫を振り返る事が出来なかった。
















20100127----》》
フライングショコラ。(笑)
本格的なバレンタインものは やらないつもり満々ですね 乙梨さん!!

そんな訳で
本当は
食い意地張った優姫のギャグ落ちで
ほぼ会話だけな小話の予定でしたが

あれ
いつの間にちょっと色付いた話になってんだ?的な(笑)

ミステリー。


一緒にいちゃこらじゃれあいながら手作りしあえば良いよ
ほぼ零が作ってる感じになりそうだけど!
戦場になってそうな気がするけど!

零が作るものなら何でも美味しいんだ!

(1月にあぷしていたショコラ拍手でした)

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