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★ドラキュラの牙の跡。
ぁあ!
もっと早くにこっちにあぷすれば良かったです・・・
そうだよな。
時期がずれたよな・・・



そんなに・・・無邪気にカッコイイを連呼するな!


キャラ崩壊が起きているかと
思われます・・・
多分・・・
ご注意下さい




















『月に代わってぇ、おしおきよ!』


優姫は鏡の前でポーズを決めウィンクをしてみせた。
場所は理事長の居住区。
優姫の部屋である。

身に纏う服は黒と赤でコーディネイトされたウィッチの衣装。
ミニスカートをヒラヒラと翻し、鏡を見ながら違うポーズを何回も試してみせる。


『お菓子くれないと、悪戯しちゃうぞ☆』

『させねぇけどな』


思わぬ声にビクリと身体を震わせて、優姫は声のした方へ顔を向けた。
その先に居たのは、腕を組んでドアに寄り掛かり、
こちらを見下ろす様に視線を向けている零。
優姫は恥ずかしくなり、かぁあと顔を赤くさせる。


『ぜ ぜ ぜ、零!!
聞いてたの!?』

『ドア開いてた。
なんだ悪戯って。何しでかすつもりだ。』

『ち、 違うよ?
ハロウィンパーティーの練習だもん!
衣装が出来たから試しに着てみたの!』


スカートの裾をヒラリと持ち、零に向けて衣装を見せる。


『ハロウィンパーティー?』


零の眉がピクリと強張り、空気が震えた。
そういえば理事長が血迷った企画を挙げていた様な・・・。
ハロウィンの仮装パーティー。
クラス対抗コスプレコンテスト。
とか何とか・・・

動きがないからすっかり企画倒れしたものかと思っていた。


『そ、そうだよ?
強制参加だよ?
零だって出るんだからね?』

『は?』

『衣装もちゃんと預かってるんだから!』


予期しない事を言われ、零は組んでいた腕を思わず解いた。
一層表情が厳しいものに変化する。
そんな零の様子には気付かずに、優姫はがさごそと紙袋を漁り中から黒い衣装を取り出した。
明るい声で零へ続ける。


『あのね、すっごくカッコイイよ!
黒マントも凝ってるしね!
零にすっごい似合うと思う!』

『黒マント?』

『そう!
ヴァンパイア!』

『はっ?』

『あ!』


優姫は言ってから口を押さえた。
チロリと目線を恐る恐る零へ向ける。


『間違い間違い。
ドラキュラ伯爵だよ。
ヴァンパイアだと零が嫌がると思ってクラスで話し合ったの』


零はビキリと眉間に溝を作り、鋭い目付きで優姫を見遣る。
盛大な溜息が腹の底から吐き出された。


『優姫・・・
クラスで話し合った・・だと?
俺はそんなの 一ッッ言も聞いてねぇぞ!
しかもドラキュラ?
ヴァンパイアもドラキュラもどっちでも同じだ!
お前・・・オレを怒らせたいのか』


そう。実は零は知らないのだ。
話し合いの時に寝ていたのだから。
零に同意を求めれば反対されるのがオチだ。
クラス全員一致で零が寝たまま企画案を通す事にした。

何故ならコスプレコンテストのメンバーに零を勝手に登録したからだ。

直前まで知らせないと言う強行手段。
何と言う団結力。
(若干意味を履き違えているが)


『で、でもね。パーティーは二人一組だし。
零はうちのクラスの目玉なんだよ?』

『知るか・・・
は?目玉?』


零は理解出来ずに目を見開いた。
優姫の口から出てくる言葉を尽く拒否したくなる衝動。
意味がわからない。


『コスプレコンテストに ドラキュラレンジャーでノミネートしたの。
零はレッドなんだよ!
だから絶対出ないとダメなの』

『何だその良くわからない理由は』


ナイトクラスの面々が近くに居るが為に薄れがちではあるが、
デイクラスで零の美貌より右に出る者などいない。
そんな零のコスプレに対し、とてつもないやる気がクラスの女子から放出されたのだ。
優姫は絶対ムリだと訴えたのだが・・・


『俺はやらねぇぞ!』

『だって!
零と一緒にパーティー出たいもん!零のドラキュラ見たいもん!
それに賞品が三ツ星レストランのケーキバイキング券なんだよ?!
クラス全員分なんだよ?!』


必死になる優姫と、もたらされる賞品の内容に何故内緒にしていたか理解出来た。
つまりは賞品に釣られたに過ぎない。

零は頭をガシガシと掻くと嫌そうな顔で優姫の机の椅子に腰掛けた。


『ますます出る意味が俺にはない』


優姫は零の側に寄ると、くいくいと腕の服を引っ張った。


『パーティーは二人一組って言ったでしょ?
零は私とペアなの。零が出ないと私も出られないし。
他の男子と組むの・・・嫌だなぁーって・・・』


優姫はもじもじと零の服を引っ張る動作を繰り返す。
零を見る瞳は少し潤みを帯びていて無意識なのか零を煽る様な空気を纏う。


『あと、零のドラキュラ伯爵見たいのは本当だよ?
デザイン画見たら凄くかっこよかったから零に似合うと思うし・・・』


優姫は自分の前髪をバサリ上げて額を出し
「髪もオールバックで上げてるの!カッコイイと思うよ!」
そう目をキラキラさせて言う優姫を、零は眉間にシワを寄せたまま無言で見つめた。


『えっと・・・だめ?』


一言も発しない零に対し、優姫はしょぼんとうなだれる。
零は顔を反らして大きな溜息を吐き出した。


(そんなに・・・無邪気にカッコイイを連呼するな!)


零は顔をしかめつつ、頬を少し朱に染める。
身体を巡る騒ぐ血を、抑える様に首筋を押さえた。
ふと顔を反らした先にある机の上に、
先程出された衣装のマントが置いてあるのが目に入る。
漆黒の布地に赤のステッチでアクセント付けられているのは、どうやら優姫の衣装と対で作製されている様だ。

横でしゅんとしている優姫に目線を移動する。

零はそのマントを手に取ると、おもむろにバサリと羽織ってみせた。
その音に優姫はハッと顔を上げる。


『えっ?出てくれるの?!』


零はゆらりと立ち上がると、横にいる優姫を見下ろした。
側に寄る優姫は嬉しそうにぴょこぴょこと零に纏わり付く。


『やっぱり似合う!
すっごいカッコイイよ零!』


ニコニコと華やぐ笑顔を零に向けて頬をピンク色に上気させた。


『あとね!中に着るシャツとベストも凄いカッコよくて・・・』


零はそう話す優姫の顔にゆっくりと手を伸ばした。
近付く手の行方に優姫は思わず言葉を途切れさせる。
零の手はそのまま優姫の顎を捕らえ、くい、と上に向けると自分の顔を近付けた。
優姫は目をぱちぱちとしばたかせ、ゆっくりと零の瞳に焦点を合わせる。
二人の視線が絡み合いドクリと心音が跳ねた。



『お菓子寄越さないと』


零の息が優姫の顔に掛かり。
静かに見つめられたアメジストの瞳は煌めきを増し、優姫の顔を映す。

『・・・悪戯、するぞ?』

『ひぇッ?!!』



囁く様な零の美声と、向けられた艶やかな視線に優姫はガクリと腰を砕けさせた。
体勢を崩した優姫の身体を片腕で支えてやると、優姫は零の腕に思わずしがみつき。
零は優姫を支える姿勢のまま、前髪をサラリと上げてみせ、更に優姫の顔に近付けた。


『台詞・・・じゃないのか?
さっきお前が言ってた。
それとも、ドラキュラなら欲しがるのは、
お前の血か?』

『!!!!』


零はそう囁くと人差し指で優姫の首筋をサラリと撫でる。
その感触に思わずビクリと身体を強張らせた。

零の腕の中に包まれた優姫は顔を紅くさせ、
そんな優姫を見つめながら零はニヤリと笑みを浮かべた。



ドラキュラの牙に掛かったのは 仕掛けた者か。持つ者か。



その後優姫が
コスプレコンテストでの零の発言を一切禁止させたのは言うまでもない。


















20101019-------》》
早いけど
TRICK or TREAT !


イベント事には顔を出す以下略@乙梨です
こんばんは!
\(^O^)/


10月はハロウィンじゃね?
と昨日お風呂で思いついたGDGDです・・


悪戯しちゃうぞ!
させねぇぞ!

零たん腕組み見下ろし加減に乙梨さんてば非常に萌え、
そこだけのために作成暴走しました
(え。冒頭?)


キャラ崩壊零たん小悪魔シリーズと名付けよう
最近こんなんばっかな気がするんだが・・


一万でリク頂いたやつが
付き合ってる設定とか
でれとか
バカップルとか
甘々とか
んーーーと何だっけ・・・
とりあへずそんな感じが多いので

むりむりむり と思っていた事を少しずつでも・・・
(´;ω;`)


え 違う?足りない??

でも・・・
これでも頑張っ・・・頑張ってみたんだぁああ
。゚(゚ `Д)ノ。゚。ヽ(Д´ ゚)ノ゚。!!


ごめんなさい !!
ツンが大好きです すんません
むしろツンだけでも良いくらいですすんません!

あと

悪戯は乙梨が零たんにした、い・・・
零パラダイス!!

(てゆかこれ少し零てんてーちっく・・・?)





(10月拍手に置いてました駄文でございます)
(ハロウィンでした)

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