零と学校に通う様になってから一つわかった事がある。
それは零はあまり朝が得意ではないらしいと言う事だった。
『零~起きて~』
『・・ンー』
零は俯せになり枕に顔を埋め、それをぎゅう。と抱きしめた。
優姫は布団をガバッと剥がし零の身体をゴロンと仰向けにして上半身を無理矢理起こす。
しかし零は枕を抱えたまま顔を上げる事はなく
起こされたまま枕と一緒に前方に身体を折り曲げてしまった。
『もー。零ぉ~遅刻しちゃうでしょー』
全く器用に寝ていられるものだと優姫は溜息を零した。
抱え込んでいる枕を何とか剥がし
目が開かないままの零を、何とかリビングまで連れていく。
この所毎朝こんな調子で優姫は零を起こしているのだ。
『お父さんおはよー』
『おはよう優姫。零くん。』
『・・・・』
零は目を閉じたままゆらゆらと揺れながらリビングに入ると優姫に先導されてテーブルに着く。
灰閻はコーヒーを煎れながら二人の様子に目を配る。
『零くんは今日も器用に寝ているねぇ』
『お父さんこれ病気じゃないかなぁ』
優姫は眉を寄せて灰閻を見る。
灰閻は苦笑いを浮かべながらテーブルにマグカップを置いた。
『病気ではないと思うけど。
夜遅くまで勉強でもしているんだろうね。
きっと睡眠時間が足らないと覚醒出来ないんじゃないのかな』
『そんなに遅くまで勉強してるの?
零は勉強好きだねー』
優姫は零にフォークを持たせると自分も席に着く。
零はそれを持ったまま、こっくりこっくり。と首を大きく振れさせた。
『もー零ぉ。
ちゃんと食べないとダメだよー』
『何だか優姫は零くんのお姉ちゃんみたいだねぇ』
灰閻は笑みを零した。
優姫は前に座る零の船を漕ぐ頭を押さえながら灰閻を見た。
『とっても手がかかるよ!』
『あはは』
すると漸く目をとろり開いた零と目が合う。
優姫は頭を支えていた手を離した。
『あ。起きた?』
『・・・もう・・朝?』
『そうだよ。ご飯だよ』
『・・・眠い。・・休んで良いか』
『だめー!』
零は未だにトロンとした目を擦りながら欠伸を零す。
頭をがりがりと掻いた。
『やっぱり俺・・・学校向いてない・・・』
『寝たいだけでしょー!!』
優姫はテーブルをどんと叩いた。
零は渋々朝食に手をつけ始める。
本当に朝の零は大きな子供みたいだ。と優姫は溜息をつきながら朝食を口へ運んだ。
毎朝毎朝こんなやり取りをして二人は学校へと向かうのだった。
学校までの通学路を二人は並んで登校する。
優姫が望んだ光景だ。
しかし、いつだったか帰宅時にすれ違った二人の高等生に見た憧れる雰囲気とは程遠い。
何かが異なる様だ。
でも零が隣にいるのならばそれはそれで構わなかった。
優姫にも異なる何かが何なのか良くわからないからだ。
優姫は横の零を見上げた。
『零ってばいつも何時まで起きてるの?』
ポケットに手を入れたまま歩く零は隣で欠伸を落としながら優姫に目を遣る。
『・・・昨日は4時位・・』
『よ、4時ッ?!』
『ぁあ。だから俺にとってはまだ夜・・・』
『もしかして優姫の勉強見て貰ってるから学校の勉強するの遅くなっちゃってるの?』
優姫は覗き込む様に心配そうに揺れる目線を零に向けた。
『・・・それは関係ない。
第一高校の勉強なんてしてないしな。』
『えッ』
『優姫の家庭教師の事とは関係ないから気にするな。
俺が遅くまで起きてるのは、俺の都合・・・』
そう言うとハタ。と零は言葉を切る。
『そうだな。
強いて言うと学校の時間が邪魔だな。』
『ぇえッ?!』
優姫はさらりと言ってのける零の腕をがしりと掴んだ。
『ダメダメ~!!
学校休んじゃダメ!!』
『まだ何も言ってないだろ・・』
腕にしがみつく優姫を見て零は溜息を吐いた。
優姫は零を見上げて口を尖らせる。
『だって凄く言いそうだったんだもん』
『確かに言う寸前だったな』
『ほらッ!!』
優姫は身体を跳びはねさせて零の腕を引っ張った。
眉を寄せて睨みつける瞳が零を見上げる。
零はそれを見ると、ははっと小さく笑い声を出した。
『やっぱり規則正しい生活にしないといけないと思うんだ!!』
優姫は勉強中、隣に座る零を見るとそう息巻いた。
何となくいやな予感を感じつつ
零はきらきらと瞳を煌めかせて話す優姫を見遣る。
優姫は拳を握りしめガッツポーズをしてみせた。
『今日から零早寝計画に突入します!!』
『はぁッ?!!』
零は 何を言い出すんだと眉を寄せる。
いつもいつも良くわからない事を言い出すのは優姫の特技なんだろうか。
『何だそれ?』
『零を早く寝る様にする計画!
今日学校でずっと考えてたんだー。』
優姫はニコニコと零を見る。
またどうでも良い事に時間を費やすもんだな
と零は内心思ったが口には出さなかった。
『で。具体的には?』
『内緒ー。』
『はぁ?』
『だから早く勉強終わらせなくちゃねー』
優姫はそう言うと机上に広げられている宿題に向き直る。
まぁ やる気が出るのは良い事か。と零はそのまま頬杖をついた。
夕食を済ませた優姫はリビングでテレビを見始め、零はいつもの様に自室へと戻り知識を吸収する事に集中する。
高校課程を修了している零は、実は飛び級で進学し、教授である両親がいる大学で考古学を学んでいた。
今は休学扱いになっているが、こちらに来てからも、家にいる時間は全てそれの勉学に充てていた。
春から高校に通う事になって割ける時間が崩れるのは当然の事である。
暫く勉強に没頭していると零の部屋のドアがノックされた。
ふと時計を見ると22時を半分程過ぎた時間だった。
『零起きてる?』
『ああ。』
すると控えめにドアが開きひょこりと優姫の顔が覗く。
『お風呂空いたよ。零も入ってってお父さんが。』
『ぁあ。わかった』
ふぅ。と息を吐いて席を立つと未だにドアのところにしがみついている優姫に目線を投げる。
『何だよ』
『えっと、零の本を貸して貰っても良い?』
『本?
お前が読む様なのは無いと思うけど・・』
零の所持する本は小難しい物理やら数学やら考古学の本が殆どで
優姫が見てわかるようなレベルではない。
『大丈夫!
零がお風呂入ってる時に見てても良い?』
『・・・別に構わないけど。』
何が大丈夫なんだか。と思いつつ
ニコニコと部屋に入ってきた優姫を見ると零は思考を停止して浴室へと向かった。
部屋に戻ると案の定、何冊かの本を零のベッドの上に広げ、すやすやと眠りについている優姫の姿があった。
風呂に割いた時間は15分程度であったが
零の書物達は充分な睡眠誘導効果を発揮したらしかった。
(何なんだ一体・・)
零は額に手を当てると大きな溜息を一つ吐き出した。
例の早寝なんたらのやつか?
と眉を歪め、優姫を揺り動かす。
『おい。優姫。風邪引くぞ
部屋で寝ろよ。』
『ん・・あれ?』
優姫は目を擦りながら身を起こすとキョロキョロと辺りを見渡した。
『あ!寝ちゃってた!ごめんね零』
『見たい本は見つかったのか?』
『えーっと・・うん・・・まだ勉強するの?』
『ぁあ、そうだな。
お前も早く部屋戻って寝ろよ?』
零は優姫の頭をぽんぽんと叩くと首に掛かったタオルで髪をわしわしと拭きながら机に歩を進めた。
しかし一向に動こうとしない優姫に零は訝し気に顔を戻す。
優姫は上目遣いで零を見上げた。
『何だ?』
『早寝計画実行中なの。
零が寝るのを見届けるまで優姫も起きてる事にしたんだー。
早く髪乾かして寝る準備をしましょう♪』
『は?』
零は思わずポカンと口を開ける。
優姫は零のベッドの上で姿勢を正してちょこんと正座した。
零は暫く固まった後に時計へと目を向ける。
時間は23時。
(冗談だろ・・・)
零は優姫に目線を戻す。
真っ直ぐに零へ向ける視線はとても真剣らしかった。
これがずっと考えていた計画なのか?
零は思わず眉間に拳を当てる。
『優姫・・俺に今から寝ろって言うのか?』
『んーと少し待つ覚悟は出来てるよ?
勉強するんでしょ?』
『少しって・・・
あのな。お子ちゃまと一緒にするな。』
『お子ちゃまって優姫の事?!』
カチンときたらしい優姫は顔色を赤く変え
ぷいっと顔を反らした。
『決めたんだから!
零が寝るまで起きてるんだからねッ
お子ちゃまじゃないもん』
ぷりぷり。と息巻く優姫に
そんな所がお子ちゃまなんだ。と零は盛大に溜息で答えた。
頑なに動こうとしない優姫に諦めたらしい声を掛ける。
『わかった。精々頑張って見張っとけ。』
『・・うん!』
優姫は ぱぁっと顔を明るくする。
優姫はベッドの上で零の本を広げると鼻歌混じりで暇を潰しはじめた。
そして次第にその鼻歌も小さくなり
ふと気付いた時には全く聞こえなくなっていた。
静かになったベッドに顔を向けると零の枕を抱えてこっくりこっくり船を漕いでいる。
時計を見てもあれから15分も経っていない。
『・・おい。優姫。』
優姫は呼びかけられると、ハッとして目を擦る。
こちらを覗く優姫の瞳は赤く色付いていた。
『ね、 寝てないんだからッ!』
『・・・・』
(寝た振りでもしてやり過ごすか・・・)
零は溜息を漏らすと頭をがしがし掻きながらベッドに足を運ぶ。
『わかった。寝れば良いんだろ?』
『えっ!もう良いの?!』
優姫が体を跳ねさせるとベッドがぎしりと音を起てた。
弾みで本が床に落ちる。
零はそれを拾うとベッドの上に好きな様に広げられた本達に目をやる。
『寝て欲しいなら早く片付けろよ。』
『はぁ~い』
優姫は嬉しそうな声で返すとキビキビと身体を動かした。
本棚に全部を収めると布団を剥がして零に入る様に促す。
渋々ベッドに身体を滑り込ませると優姫に顔を向ける。
『じゃあ、おやすみ。お前も早く寝ろよ?』
『まだだよ。
零が寝るの見届けるって言ったでしょー?』
『はぁ?!子供じゃないんだそんな・・』
『だめですー。』
優姫は ぷー。と口元に両の人差し指でバッテンを作り、目を剥いて身体を起こそうとする零の動きを制した。
『お前なぁ・・・・』
『良い子だから寝ましょうねー♪』
布団を首下まで掛けられて、幼子にする様に胸元辺りをポンポンと叩かれる。
零は思わず眉根を寄せた。
どうやら優姫はお母さんにでもなった気分の様だ。
ベッドサイドに上半身をもたれ掛からせ、零の顔横でにこにこと寝るのを待っている。
零は仕方なく瞳を閉じて寝た振りを試みた。
優姫は続けて胸元を叩き続ける。
(寝られない・・・)
目をつぶり寝た振りをしてみるものの、眠る事までは出来ずにひたすら優姫が満足するのを待った。
暫くすると零の髪がさらりと動き、温かい感触が頭に降りる。
優姫が零の頭をゆっくり撫でている様だった。
思わず閉じた瞼がぴくりと跳ねた。
規則良く撫でるそれは何だか深く眠る記憶を甦らせ
自分の片割れと二人、母に撫でられながら眠りについた幼少の頃に感じた温もりを思い出させた。
(嫌いじゃ・・ない な・・)
その温もりに心地好さを感じ、零は すぅーっと浅いまどろみの淵を見る。
心地好い感触にゆらゆらと身体が揺られ、浮いているような感覚に陥った。
どの位の事だったろうか。
ふと感触を感じなくなり、零は浅眠からゆっくりと覚醒する。
暫くぼーっと天井を眺めていたが温もりを探して隣にいた筈の優姫を見遣る。
ベッドサイドに俯せに顔を乗せて、すーすー。と寝息を起てて眠っていた。
急いで身体を起こし、時計に目を遣ると1時間程時間が過ぎていた。
(しまった)
零は顔を手で覆うと大きくひとつ溜息を吐いた。
すやすやと眠る優姫の頬に触れてみる。
すっかり冷えてしまっていた。
零は眉根を寄せると更に溜息を落とす。
優姫の作戦にまんまとハマって一人眠りに落ちた自分にウンザリする。
零は優姫を毛布に包めると自分のベッドに一先ず移した。
先程までの自分の体温が残る布団の方が少しでも温まるだろう。
零は暫くベッドの縁で腰を下ろしぼんやりと優姫の顔を眺めた。
優姫にはいつも何だかんだで自分のペースを崩されてしまう。
(自分も眠い癖に俺の事ばかり・・・)
暫く眺めていたが、腰を上げると机に向かった。
1時間程して優姫の様子を見ると頬に血色が戻り心なしか微笑んでいる様だった。
零は布団を剥がし、優姫を毛布ごと両手で抱え上げた。
優姫の身体は難無く持ち上がり、零の腕の中に収まってしまう。
優姫は気持ち良さそうな顔をして零の胸に顔を寄せた。
優姫が起きないのを確認すると零は一階にある優姫の部屋へと向かい、優姫をベッドに寝かせた。
布団を掛けてやると先程との温度差に眉を寄せ、むにゃむにゃと声を出した。
『ん~・・・ぜろぉ・・
寝なきゃだめぇ・・』
『・・・・・・』
零はそれを聞き目を丸くさせて優姫を見る。
夢でも俺を寝かせているらしい。
ふ。と笑みを浮かべ零は優姫の髪を撫でた。
柔らかい髪だ。
ふと優姫が自分の頭を撫でた感触を思い出した。
人に触れられると言うのはあんなに心地好いものだったろうか。
零はそう思いを馳せながら優姫の髪を撫で続けた。
無性に胸に広がる 触れていたいと思うこの感情は何だろうか。
髪がさらりと落ちて優姫のおでこが覗く。
それをぼんやり見つめながら、零は何も考えずに吸い込まれる様に優姫のおでこに唇を落とした。
自分のそれに浸透してきた優姫の温もりに零は
ハッ。と我に返る。
弾ける様に身体を優姫から離し、口を手で覆う。
カァッと身体が火照る。
(何やってんだ俺は!)
零は自分が無意識に行った行動に驚いて急いで優姫の部屋を後にした。
自分の部屋に逃げる様に戻るとベッドに腰を下ろして気を落ち着かせた。
零は頭をうなだれさせたまま暫く動く事が出来なかった。
先程の無意識の行動は自分でも説明が付かず、考えれば考える程わからなくなった。
零は諦めて顔を上げる。
はぁあああ。と深い溜息と共に身体に込められていた力を解放させる。
すると上手く空気が身体に入ってきて息苦しさが若干和らいだ。
どうやら上手く呼吸が出来ていなかったらしい。
漸く気も落ち着き、ふと優姫のいたベッドの空間が目につき、その場所に手を押し当てる。
少し温もりが残っている様な気がした。
零は小さな溜息を零す。
(・・・もう・・今日は寝るか)
勉強する気分が削がれてしまい、その日零は優姫が望むように早目に就寝する事になった。
『おはよー』
優姫はいつもの様に零の部屋のドアを開けた。
つやつやとした顔の優姫を出迎えたのは先程起きたばかりの零の不機嫌そうな顔だった。
『わぁ!零が起きてる!!』
『・・お前がそうさせたんだろ。』
零は大きな欠伸を一つ落とすと頭をがりがりと掻いた。
いつの間にやら目覚ましがセットされていたのだ。
その音で零は起こされ、尚且つ置いてあった場所が離れた場所だった為にベッドから出なくてはならなかった。
零はベッドの上に腰掛けて優姫の顔を見る。
優姫はニコニコと微笑みを振り撒いて零の前に歩を進めた。
『早く寝ると朝が気持ち良いでしょう?』
零は暫く優姫の能天気な顔を見ていたが、脱力して顔を右手で覆った。
思わず溜息も漏れる。
『わかった。学校にはちゃんと行くから。』
『それは当たり前ですー。』
『夜も早く寝る様にするから。
眠るまで見張るのは勘弁してくれ。』
零は思わず優姫に懇願した。
優姫は首を傾げ零を見つめる。
『朝もくじけたりしない?』
『は?・・くじけ・・・
・・ぁあ、しない様に努力する。』
優姫は途端に顔を綻ばせて大きく頷いた。
それを見て零は
授業中に夜の勉強を進めるしかないな
と考えながら空を見遣る。
この日から零は、分厚い蔵書を持って高校に通う事となった。
果たしてこれが本当の意味で規則正しい高校生活なのやら甚だ疑問ではあるが
もとより高校課程は修了しているのだ。
授業を聞かなくとも勉強が出来ない訳ではない。
(授業中に寝てるよりゃマシか)
いつか言われる事だったであろう零の授業出席率の悪さを、これで何とかカバー出来そうな事に灰閻も胸を撫で下ろす事になる。
『そういえばね、昨日夢みたんだよー。』
優姫はリビングに向かう階段を下りながら後ろの零に話しかけた。
『零がね、優姫を抱っこしてベッドに運んでくれたの。
あれってもしかして本当の事だったのかな。』
零は思わずビクリ。と肩を震わせたが前を行く優姫は気付かずに下りて行く。
『だっていつの間にか優姫のベッドで寝てたもん。
零が運んでくれたんでしょう?ありがとう。』
優姫はくるり。と顔だけ零に向けるとそれに合わせて零は顔を横に反らした。
『・・ぁあ。すっごい重かったけどな。』
『えー!酷ぉい!そんなに重くないもん!』
優姫はぷぅー。と頬を膨らませて零を見上げた。
零はそれを見て少し笑みを浮かべる。
『本当の事だから仕方ないだろ。』
そう言うと優姫の頬をむぎゅう。と摘み階段を下りはじめた。
『痛いー』
優姫は頬を摩ると下りて行く零の背中を目で追った。
(じゃあ、あれも本当かなぁ?)
優姫は微かに浮かぶ零の姿を思い出した。
優しい眼差しの零の姿。
(頭を撫でてくれて・・
その後・・・おでこに・・・)
ぼーっと思い出しながら優姫は自分のおでこに手を当てる。
途端に顔が上気し、カッカと火照りが襲ってきた。
(キャー!どうしよう!!)
優姫は思わず目をぎゅう。と力いっぱい瞑り熱くなる頬を両手で覆った。
恥ずかしさで地面をバタバタと音を起てて踏み続ける。
その音を不信に思った零は未だに階段の所から動かないでいる優姫を見る。
意味不明な行動に眉を潜めた。
『・・・何やってんだ?お前・・・』
『・・なッ、何でもない~』
優姫は零の声にハッと現実に戻り、階段を下り始めた。
階下で訝し気に優姫を見ている零の顔を見ると優姫は心の中で首を振る。
(ないない!零がそんなのする訳ない!)
優姫は零が居る場所まで下りると、えへへ。と笑ってみせた。
それを見て零は更に眉間に皺を寄せる。
『・・・何だよ。気持ち悪いな。
気でも触れたか?』
『えっ!酷いよ~』
零は首を傾げながらリビングに向かった。
優姫はそれに着いて後を追う。
(でも・・良い夢見ちゃった!)
優姫はニヤける口許を隠す事が出来ずに両手で覆い隠す。
(また見れると良いなー)
などと心の中で呟きながら一日の始まりを迎えた優姫だった。
20100223-----》》
ぐだぐだ過ぎる~!!!!
(´;ω;`)
何でしょうか このエピソードわ。
本当は次のテーマに行く流れで打ちはじめたお話だったんですけど。
長くなりそうだからと話を区切って作成してたらこれだけでも長くなってしまって(笑)
結局続き物的な更新になってしまいました・・・
区切った意味なし・・・
(何となく短編的にあぷしたかったので区切ってみたのに・・)
えーと
ニキで書いてた「恥ずかしくなった」と言うのは
零を寝かしつける所でした(笑)
特になにがあった訳でわないけど
無性にこそばゆさが込み上げてきました
何ででしょうか

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