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★ふわりふわり。
なつかしいにおい祭り。

ほのぼのな感じです。


『誰が綿菓子だ』


中等部設定でお読みください・・・


 




















(何がどうしてこうなったんだ)




ふわりふわり。







ふわりふわりと雲の中にいる様に。

手を伸ばして掴んでみれば、たちどころに消えてなくなった。
掠めた手は、そのまま温かい何かに当たり。
思わず掴んでみれば離したくなくなってしまう。

柔らかく温かい雲が手の中に埋まって
とくとくと胸に広がる心地好い揺れが安心感を覚えた。

顔を寄せてみると頬に当たる雲がくすぐったい。
それでも何だか懐かしい感触に、すりすりと頬を寄せた。


昔は良く壱縷と・・・・




頬をくすぐる感触に、零はゆっくりと。
トロンとした瞳を開けた。


頬に当たるそれは黒い髪。
顔を少しずらし、覚醒しきれていない零の目に映ったのは眼前いっぱいの優姫の顔。



『・・・・・・』


ぱちぱちとゆっくり瞬きを繰り返してみても
心なしか微笑みを浮かべた様に眠る優姫は目の前に居て
腕の中に閉じ込めた温もりが、零を現実に引き戻した。


『ッッ!!!!!』


声にならない驚きと共に。
零は弾けるように身体を離し、思わず身を後ろへのけ反らせた。
その反動でベッドが軋んだ音を起てる。
しかし優姫がしがみついているのか
その身体が大きく離れる事はなく。
のけ反った身体は、くん。と引っ張られてしまった。


『んん・・わたがしー・・んにゅ』


優姫はそう零すと、にまり。笑みを浮かべ、きゅう。と零に擦り寄った。
顔を擦り寄せる様に零の身体に押し付けると
零が身につけているシャツを「はむ。」と口に含んだ。


『!!・・・』


その行為に零は身体を強張らせ、顔に集まる熱に侵食される様にかぁあ。と身体を熱くさせた。
暫くして満足した優姫はシャツを解放し、すりすりと零に擦り寄った。

起きそうもない優姫を、零は思わず覗き込む。
とても幸せそうな顔で、眠っている。


少し冷静に視界を確認してみても
ここは自分の部屋で。
ベッドも、自分の匂いを含む布団の中で。
やはり自分の物であると確認出来る。
再度横で眠りについている優姫に目線を戻した。


(寝ぼけて間違えたな)


どくどくと脈打つ自分の鼓動を鎮めさせる様に
零は思わず大きな溜息を零した。


『誰が綿菓子だ』


むにゅ。と頬をつまんでみれば
優姫は眉を微かに歪めさせた。


『ふー・・ 美味しいねぇ ぜろぉ』

『・・・・・』


綿菓子は夢の中の自分と一緒に食べているようだ。


『はッ。』


零から思わず笑みがこぼれる。
変わらず零に擦り寄る様に眠る優姫に
顔を寄せて。
優姫の頭に埋めてみれば、甘い香りがふんわり香る。

まさか自分から綿菓子の様な匂いがする筈もないだろうけれど。

先程見ていた柔らかな白い雲の夢は、優姫の夢では白くて甘い綿菓子に変換されたのだろうか。
優姫の温もりと、なつかしくも甘い香りに眠気が誘導される。


『ふぁ。』


零は欠伸をひとつこぼすと

『ぁあ 本当に。
美味しい な・・・』

夢の中で綿菓子を食べているらしい優姫に返事を零した。

零は緩やかに襲ってくるまどろみに
ゆっくり瞼を閉じる。


朝起きて 自分と同じ様に驚く優姫を思いながら。
同じ夢の入口まで辿り着ける事を望み
零は再び眠りに落ちた。

















20100429-----》》》
Thanksみゆきさん

てな訳で。
コメントにあった一言で思い浮かんだお話を打ち込んでみました。

寄り添い寝は 我がサイトでは3度目位?ですが
零が驚いてのけ反るのが思い浮かびまして少し萌えたんで(笑)

昨日の朝は間に合わず 帰りに仕上げようと思ってたら帰りは無理だったと言う・・・
(´A`。)グス


とりあえずラララの

なつかしいにおい祭って事で。

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